ミミロッコ
コラム公開日 2023.09.05
ホテルのセキュリティは安全ではない!防犯対策とネットワーク対策を解説
ホテルに滞在するときには、セキュリティに気を配りましょう。まずは、セキュリティ対策が万全なホテルを選ぶのが大切です。ただし、100%安全が保証できるホテルはないため、どのような滞在先でも自分自身で対策を施す必要があります。
今回の記事では、ホテルのセキュリティの危険性やポイント、自分で行うべき対策などについて紹介します。これからの安全な滞在先選びに、ぜひ参考にしてください。
目次
1.ホテルのセキュリティ上の危険性
ホテルにおいては、さまざまなポイントにセキュリティ上の危険性があります。居室内への侵入やセキュリティボックスの設定不備などが懸念材料です。また、ホテルの廊下やラウンジ、共用施設などでのトラブルのリスクも無視できません。
1-1.侵入リスク
各居室への侵入リスクは、ホテルにおける大きなリスク要因です。自分が室内にいる時間帯は、鍵さえかけておけば侵入されるリスクは低いと考えられます。
一方で注意が必要なのは、ホテルを不在にしているときです。観光や仕事などで、滞在中にホテルを不在にする時間帯は少なからずあるでしょう。不在中に空き巣が入る被害は、たびたび発生しています。
ホテルの鍵の中でオートロックでないもののなかには、安全性の低いものがまれにあります。ピッキングの技術があるものの手にかかると、古い鍵は数十秒で開けられてしまう恐れがあるのです。
また、構造が複雑なオートロックや電子キーは相対的に安全ですが、100%安心できるわけではありません。近年は、ドアに穴を開けて内側のドアノブを開ける「サムターン回し」という手口を行う犯罪者がみられます。この手法をとられると、鍵の防犯性が高くても侵入されるリスクがあるのです。
1-2.セキュリティボックスの危険性
多くのホテルの室内には、セキュリティボックス(もしくは金庫、セーフティボックス)が設置されています。貴重品を安全に保管する目的の設備ですが、ここにもリスクが存在します。
まず、スタッフは何らかの形でセキュリティボックスを開けられる仕組みになっていることが多いです。例えば電子パスワード式のものは、スタッフは管理者としてパスワードをリセットできます。何らかの形で管理パスワードを聞き出して、誰かが開けてしまうリスクはゼロとはいえません。
また意外に多いのは、利用者が使用方法を誤認していて施錠されていなかったケースです。扉を閉めただけではロックになっていなかった、パスワードがかかっていなかったなど、設定ミスによりセキュリティボックスが機能せず、被害に遭う危険性は無視できません。
1-3.ホテルの共用部分でのトラブル
ホテルの居室外の共用部分でトラブルに巻き込まれるリスクもあります。もっとも可能性として高いのはスリや置き引きです。フロントへの手続き時や大浴場・ジムなど共用設備の利用時などに、貴重品を盗まれる恐れがあります。
また、他の客とのトラブルや暴行といった事例もゼロではありません。共用部分では他人と接するタイミングが多くなるため、他人とのトラブルのリスクがあるのです。
2.ホテルの防犯対策のポイント
ホテルにおけるさまざまなトラブルを回避するためには、防犯対策に気を配る必要があります。また、セキュリティ面で安全なホテルを選ぶことも大切です。
2-1.セキュリティ意識の高いホテルを選ぶ
セキュリティ意識の高いホテルを選べば、犯罪に巻き込まれるリスクはかなり下がります。たとえば、次のようなポイントを工夫しているホテルは安心できます。
- ・電子式のオートロックを備えている
- ・共用部分は隅々まで防犯カメラで監視されている(特に居室区域の通路)
- ・居室区域はカギなどで部外者が入れない構造になっている
ホテルのWebサイトなどに、セキュリティに関する情報が記載されている場合もありますが、不安な場合はホテルに問い合わせてみましょう。
2-2.警備員やフロント・コンシェルジュが配備されたホテルを利用する
警備員やフロント、コンシェルジュなどが配備されていて、24時間人の目が届くホテルの方が安心です。
同じ防犯設備が施されているホテルでも、やはり人が監視している方が犯罪の発生リスクは下がります。また、万が一トラブルに遭った時などに、すぐに通報、相談することもできるので安心です。
2-3.南京錠とワイヤーで固定
大きな荷物は南京錠とワイヤーで固定して、外に持ち出せないようにするとさらに安全です。残念ながら、ホテルがいくらセキュリティに気を配っても犯罪リスクを完全にゼロにはできません。そのため、自分の荷物は自分で守る必要があります。
たとえば、南京錠やワイヤーを使って鞄やスーツケースのファスナーを無断で開けられないようにしたり、ホテルの柱などとくくりつけて持ち出せないようにしたりするのが有効です。南京錠の鍵を持ち歩けば、自分だけが開けたり、移動したりできるようになります。
2-4.所持品の対策
貴重品や防犯グッズなど、所持品への工夫も有効です。まず、現金やカードなどは複数の財布に分けられるようにして、持ち歩くときは必要最低限の金額だけを持つようにします。
用心深い方のなかには、スマホを複数契約してサブのスマホを室内に保管する方もいます。渡航頻度が多い方は、検討してみてください。
また、防犯ブザーなどの防犯グッズも所持しておきましょう。共用部分での他人との思わぬトラブルの際に、深刻な被害が及ぶのを防げます。
3.ホテルのネットワークのセキュリティも安全ではない場合も
ホテルのWiFiなどネットワークの安全性にも留意が必要です。残念ながら、ホテルのWiFiは無料で提供しているサービスということもあり、100%安全とはいえません。
たとえば、次のようなリスクが存在します。
- ・ネットワークのセキュリティが甘く情報が傍受される
- ・偽のIDのWiFiにアクセスさせて情報を盗む
- ・コンピューターウィルスに感染させる
4.ホテルのネットワークに関する注意点
ホテルでWebを使用するときには、次のようなポイントに留意しましょう。まずは、ネットワークのセキュリティレベルの高いホテルを利用することが大切です。そのうえで、機微情報をやりとりしないといった自衛も行ってください。
4-1.安全性の高いWiFiを導入しているホテルを利用する
WiFiが安全で信頼できるホテルを選んで利用することが第一です。ホテル側でできるWiFiの対策としては以下のようなものがあります。
- ・強度の高いパスワードの設定
- ・IDやパスワードの定期的な変更
- ・暗号化方式などの面でセキュリティレベルの高いネットワーク
これらの工夫をしっかり行っているホテルを選んでください。
4-2.自身のセキュリティソフトを最新の状態に
適切なセキュリティソフトを導入しておくことで、サイバー攻撃から自身の通信機器や情報を守ることができます。
セキュリティソフトには、不正アクセスをシャットダウンしたり、ウイルス感染の恐れがあるデータの受信を未然に防いだりする機能があります。疑わしいURLへのアクセスを制限することなども可能です。
4-3.個人情報や機微情報を送受信しない
盗まれると困る情報を安易に送受信しないことも、有効な対策の一つです。WiFiもセキュリティソフトも100%安全というわけにはいきません。
外出期間中は余計な情報の授受は極力控えるようにしておくことで、個人情報や機微情報が盗まれて、さらに重大なトラブルに発展するリスクも低下するでしょう。
5.神戸・芦屋のサービスアパートメント「ミミロッコ」はセキュリティ万全で安心して利用できる
神戸・芦屋で安全な滞在先をお探しの方には、サービスアパートメント「ミミロッコ」がおすすめです。ミミロッコではコンシェルジュが常駐していて、人の目が行き届いているので安心できます。また、さまざまな困りごとについても、コンシェルジュに相談可能です。
館内はプライベートな空間を除き、監視カメラが張り巡らされているので、不審者の侵入や館内トラブルの心配がありません。
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