ミミロッコ
コラム公開日 2021.08.02
更新日 2023.01.28
関西の高級住宅街に住んでみませんか?その魅力を解説します!
皆さんは、高級住宅街といえばどこを思い浮かべるでしょうか?
関西で高級住宅街といえば、まず名前が出てくるのが芦屋です。
しかし、芦屋がどんなところかと聞かれると、よく知らない人も多いでしょう。
芦屋を代表とする、関西の高級住宅街の魅力について解説します。
目次
1.関西の高級住宅街といえば?大阪・京都・兵庫が強い
全国の地価を都道府県別に見た場合、東京都が群を抜いて高いのは皆さん知っているかと思います。
公示地価の平均を見ると、1平方メートルあたり113万円にもなるのです。
しかし、2位以下を見ると2位が大阪府で31万7千円、3位が京都府で26万2千円と、関西圏が続きます。
そして関西の中でもそれぞれの都道府県に、多くの高級住宅街が存在します。
大阪・京都・兵庫で高級住宅街として有名なエリアを見てみましょう。
【大阪の高級住宅街】
- 箕面市石丸
- 箕面市外院
- 箕面市百楽荘
- 豊中市新千里
- 豊中市緑ヶ丘
- 豊中市上野坂
- 吹田市桃山台
- 吹田市竹見台
- 吹田市山田西
- 堺市西区
- 堺市東区
【京都の高級住宅街】
- 京都市中京区丸太町
- 京都市中京区円町
- 京都市中京区虎屋町
- 京都市左京区下鴨
- 京都市下京区四条烏丸
- 京都市東山区東山
- 京都市東山区祇園
- 京都市北区北山
- 長岡京市天神町
【兵庫の高級住宅街】
- 芦屋市六麓荘町
- 芦屋市山手町
- 芦屋市山蘆屋町
- 芦屋市三条町
- 芦屋市平田町
- 芦屋市南浜
- 西宮市甲子園
- 西宮市苦楽園
- 西宮市香露園
- 宝塚市逆瀬川周辺
- 宝塚市栄町
- 宝塚市雲雀丘
2.芦屋市六麓荘町・京都市中京区・大阪府箕面市のブランド力
関西の高級住宅街を大阪・京都・兵庫に分けてリストアップしましたが、数ある中でも特に有名なのが
- 芦屋市六麓荘町
- 京都府中京区
- 大阪府箕面市
ではないでしょうか。
関西以外の地域にお住まいの方でも、この3つのエリアは由緒ある高級住宅街としてのイメージを持たれると思います。
2-1.芦屋市六麓荘町
関西で高級住宅街といえば、兵庫県にある芦屋市が有名です。
芦屋市は日本有数の高級住宅街といわれ、その中でも六麓荘町は別格といわれています。
美しい景観を守るための厳格な条例があり、六麓荘町の中には自販機やコンビニもありません。
日本の高級住宅街の中でも別格な存在です。
六麓荘町の歴史や街づくりについては、こちらのコラムもぜひご覧ください。
2-2.京都市中京区
京都市中京区は、伝統ある土地柄としての魅力と利便性の高い新興エリアが混在している町です。
丸太町は近くに京都御所があり、古くから住んでいる方も多いエリアです。
中京区の中心部から少し外れて落ち着いた雰囲気の街並みですが、大丸や高島屋など百貨店もありお買い物などもしやすいという利点があります。
虎屋町はオフィスビルや商業施設が集まるエリアで、交通の便もよく、利便性に優れている点が魅力です。
2-3.大阪府箕面市
箕面市といえば、大阪きっての伝統あるリッチなエリアとして有名です。
桜が丘や百楽荘などは大きな邸宅が立ち並び、大物芸能人の自宅があることでも知られています。
箕面市はブランド力だけではなく自然の豊かで都心部にも近い住環境と、教育や福祉が充実していることで住民満足度の高い「住みやすい町」として根強い人気があります。
3.芦屋市の魅力とは?
芦屋市がある阪神間エリアは、三宮や梅田などへのアクセスがよく、高い人気があります。
このエリアでは、かつて阪神間モダニズムといわれる近代的な文化や芸術、生活様式が育まれていました。
その文化のあとは、今でも色濃く残されています。
芦屋市の特徴として、美術館や博物館などが多いという点が挙げられます。
芦屋市谷崎潤一郎記念館や、芦屋市立美術博物館のように公設のものももちろんあるのですが、このエリア在住の資産家が収集したコレクションを展示する施設の美術館・博物館が多数あるのが特徴的なのです。
例えば、芦屋川駅近くにある滴翠美術館はかつて銀行頭取を務めていた山口吉郎兵衛という人物の所有する邸宅を改造したもので、中には陶磁器をはじめとした美術品が1,500点以上も展示されていて、一般にも公開されています。
また、芦屋にある俵美術館は古代の携帯筆記用具である矢立のコレクションを、日本で唯一展示している美術館です。
また、エンバ中国近代美術館では中国美術のコレクションが展示されています。
芦屋市には、国指定重要文化財であり、阪神間モダニズムの面影を感じさせるヨドコウ迎賓館も残されています。
これ以外にも、当時から残る建物は数多いのです。
しかし、昔から残る建物ばかりではありません。
潮芦屋など、南部では街並みの整備が進められているのです。
潮芦屋では戸建てを中心とした計画的に整備された街並みを形成していて、非常に住みよい街となっています。
芦屋で一番のレジャースポットといわれる芦屋市総合公園は、運動場や人工芝もあり大人から子どもまで楽しむことができます。
その他にも、大型の商業施設や多彩なスポーツ施設、芦屋マリーナなどの施設も充実した、自然豊かでありながら住環境にも優れた街が形成されています。
六甲山や摩耶山などの夜景スポットもあり、1,000万ドルの夜景といわれる神戸の夜景を楽しむことができます。
その周辺には、多くのレジャースポットもあるため、散策にも向いている場所です。
4.六麓荘町はどんなところ?
芦屋市を代表する高級住宅街である六麓荘町は、芦屋市の中でも独特な場所です。
ここはもともと六甲の麓に別荘地を作ろうと開発が進められたのですが、今では美しい街並みを誇る観光地として名をはせるようになりました。
元々は国有林で、現在も芦屋市の自然環境の一部を形成しています。
電線類地中化など、先進的なまちづくりに取り組んでいるのも特徴です。
東洋一の住宅地をコンセプトにして、開発されています。
そもそも、芦屋市は全体で熱心に景観保全に取り組んでいて、芦屋市国際文化住宅都市建設法により国際文化住宅都市にも指定されています。
2016年には、屋外広告物条例によって屋上広告が全面禁止され、看板の配色も制限されるようになりました。
しかし、六麓荘町ではそれに加えて、六麓荘町建築協定というものが設けられています。
これは、六麓荘町の町内会が定めたもので、増改築や新築の際はその基準に沿っているかが確認されることとなります。
この協定は、芦屋市の条例としても認められています。
通称「豪邸条例」と呼ばれ、一戸建て以外は建築してはいけないということや容積率、敷地面積の最低限度などが定められています。
この建築協定と条例によって、町内の景観が保たれているのです。
近年では、大きな敷地についてはそれを細分化して開発するという事例が周囲で相次いで生じていたため、六麓荘町内でも細分化されるのでは、と危機感を抱いていました。
その中で、町内会で定めた法的拘束力がない協定だけでは間に合わないと判断して、道路管理を芦屋市に委託するなどの対策をとっていました。
こういった協定がある高級住宅街は多いのですが、守られず開発が無秩序に進められることもあるのですが、六麓荘町は条例で守られているため美しい景観を保つことができるのです。
六麓荘町を初めて訪れた人は、不思議に思うでしょう。
町内には信号も自動販売機も置かれておらず、スーパーマーケットもコンビニさえもないのです。
それも、景観を保つためのルールです。
この町に住んでいるのは、わずか650人足らずです。
人口密度は、東京の田園調布のおよそ3分の1程度です。
それだけでも、ゆったりとした街だということがわかります。
世帯数でいうと200世帯ほどで、そのうち90%以上は持ち家です。
また、住んでいる人の職業で最も多いのが医師を含む医療・福祉関係です。
そして、住むためには町内会に入会する必要があるのですが、その際は賛助金50万円と毎年の町内会費、積立金を支払う必要があります。
まとめ
関西の高級住宅街は数多くあり、それぞれに違った魅力があります。
その中でも特に人気がある芦屋市について、解説しました。
古くからの歴史ある建物と、新しく形作られていく街並みが共存する都市であり、数々の魅力あるスポットを備えています。
まだ訪れたことがないという方は、ぜひ一度旅行などに行ってみてください。
もしかしたら、そのまま住みたくなってしまうかもしれませんね。
神戸芦屋のサービスアパートメントMIMILOCCO(ミミロッコ)TOPページ