ミミロッコ
コラム公開日 2021.07.01
更新日 2022.06.16
ホテル暮らしとは?費用目安やメリット、デメリットをまとめて解説!
目次
1.ホテル暮らしとは?
ホテル暮らしと言われても、ピンと来ない人もいるかと思います。
実際にはどのようなものかイメージできるよう、その概要についてまず解説します。
また、よくある疑問点についても、解説します。
現在、賃貸住宅や持ち家の代わりにホテルを利用し、数か月、あるいは数年単位で泊まり続ける人が増えています。
自宅としてホテルに滞在して、そこで生活をしているのです。
そういったライフスタイルが、ホテル暮らしです。
また、ワーケーションのこともホテル暮らしと呼ぶことがあります。
ワーケーションは、WorkとVacationをあわせたものです。
休みのときに旅行をしているような気分で、ホテルに泊まりながら仕事をすることをいいます。
1-1.ホテル暮らしが普及した理由
このようなライフスタイルが増えている理由には、昨今の新型コロナウイルスの感染拡大や働き方改革があります。
それによって働き方が多様化したことで、ライフスタイルも従来の形に縛られなくなったのです。
昨今では、連泊専用プランの提供を始めたことでホテルニューオータニが注目されました。
それに追随するように、多くのホテルが同様のプランを提供し始めています。
そのプランがホテル暮らしに非常に適していることから、良いきっかけとなり、本格的にホテル暮らしを始める人もいます。
ホテル暮らしの持ち物については、こちらでご紹介しています。
合わせてご覧ください。
1-2.アドレスホッパーとは
ホテルの長期滞在の持ち物リスト!荷物を減らす3つのコツを伝授
ホテル暮らしというと、1つのホテルに長期滞在するイメージが強いかもしれません。
しかし、その方法だと同じ所にいつづけなければならないため、働きつつ色々な土地で暮らしてみたいと感じる人から「アドレスホッパー」という方法が注目を集めています。
アドレスホッパーとは決まった定住先を持たず、定期的に滞在先を変えながら暮らすライフスタイルのことです。
詳しくは、こちらのコラムで解説しております。
合わせてご覧ください。
2.ホテル暮らしをしている人はどんな人?
ホテル暮らしをしているのは、
・ 長期出張や単身赴任をしている人
・ 出社不要の仕事でワーケーションを楽しんでいる人
・ 建て替えやリフォームなどでホテルを仮住まいとしている人
・ 金銭的に余裕があり、気に入ったホテルで過ごしたい人
・ アドレスホッパーやホケーションを実践している人
などが挙げられます。
アドレスホッパーやワーケーションでホテルを利用する方、仮住まい・ホケーションをする方は、ご自分で滞在先を選べます。
自分が優先する条件でホテルが探せますし、途中で滞在先を変えることも出来ますので、比較的快適なホテル暮らしができます。
しかし、出張や単身赴任など会社都合でホテル暮らしをしている場合は、会社が指定したホテルであったり、予算が決められていることも多いようです。
会社都合でのホテル暮らしは、設備・広さ・サービスなど快適に過ごす上で重要になる要素が運任せになる点がデメリットです。
あまりにも過ごしにくい場合は、無理せず会社に相談してみましょう。
3.ホテル暮らしのメリット
・ 交通アクセスが良い
・ 初期費用が掛からない
・ 細やかなサービスが受けられる
といったものが挙げられます。
それぞれについて詳しく見ていきましょう。
3-1.交通アクセスが良い
ビジネスホテル、シティホテルは都心部の駅や繁華街の近くなど交通アクセスの良い場所にあることが多いです。
仕事でホテル暮らしをする時は何かと移動が多くなりがちなので、「出かけやすく戻りやすい」滞在先は時間の有効活用になり、プライベートタイムの確保もしやすくなります。
また、ホテル暮らしではなにかと外食や買い物の機会も増えるでしょう。
都心部にあるホテルを利用すれば、選択肢も多く自分の好みに沿ったものを入手しやすいのも利点です。
アドレスホッパーやワーケーション、ホケーションなどで利用されることが多いリゾートホテルの立地は様々で必ずしも交通の便がいいとは言えません。
しかし、豊かな自然がすぐ近くにあったり、寺社仏閣や文化遺産などに行きやすいなど、観光地ならではのメリットがあります。
3-2.初期費用が掛からない
一般的な賃貸物件は、部屋を借りる際に初期費用がかかります。
具体的な金額は物件によって異なりますが、以下の内訳であることが多いようです。
・ 敷金(賃料1~2ヶ月分)
・ 礼金(賃料1~2ヶ月分)
・ 前家賃(賃料1ヶ月分)
・ 仲介手数料(賃料1ヶ月分)
・ 鍵交換費用(5,000~10,000円)
仮に家賃が15万円だとすると、トータルで90万円ほど。引越し費用も含めると100万円以上が初期費用が必要となります。
ホテル暮らしの場合はこれらの初期費用は不要で、必要な費用は基本的に滞在期間の宿泊費のみ。
3-3.サービスを受けられる
そして、ホテル暮らしならではの大きなメリットとして「細やかなサービスが日常的に受けられる」というものがあります。
・ ルームクリーニング
・ リネン交換
・ 家電等の備品レンタル
・ フロントスタッフ/コンシェルジュによるサポート
などは、普通の賃貸では受けられないサービスです。
ホテルによって提供いている内容は異なりますが、クリーニングやルームサービスなど有料のオプションサービスが充実しているのもホテル特有のサービス性の高さの現れでしょう。
4.ホテル暮らしのデメリット
ホテル暮らしは快適で便利な過ごし方ですが、長期滞在する上で知っておきたいデメリットもあります。
こちらでは、以下の3つのデメリットについてご紹介していきます。
・ 入室制限がある
・ 住民票を置けない
・ 月額費用が高い場合がある
4-1.入室制限がある
ホテルでは、基本的に宿泊者しかお部屋に入ることはできません。
そのため、長期的にホテルに滞在している場合も「今〇〇ホテルに住んでるから部屋に遊びにきてよ!」と誘って友人・知人が入室することは禁じられています。
滞在中のホテルで友人等と合う場合は、
・ ホテル内のカフェ・ラウンジなどを利用する
・ 友人に同じホテルの部屋を取って泊まってもらう
などが必要です。
ただ、ホテルによってはラウンジやバーは宿泊者しか利用できない場合もあるので事前に確認しましょう。
4-2.住民票を置けない
ホテルに住民票を置く場合は、長期間滞在しなければなりません。
数週間~数ヵ月単位のホテル滞在では、生活の拠点を共にしていないと判断され住民登録が認可されない可能性が高いです。
各種公的サービスの利用や税金の支払いなど、住民登録は必須なので適当にせずきちんと手続きや対策を行いましょう。
対策などは、記事後半でより詳しくご説明しております。
4-3.月額費用が高い場合がある
ホテル暮らしで気になるのは、滞在費用がいくらかかるのか?という点でしょう。
たしかに、同じ広さの一般的な賃貸物件と比べると1ヶ月あたりの費用は割高になりがち。
しかもホテルの多くはグレードに関係なく、キッチン等家事をするスペースはほぼありません。
元々短期宿泊が前提で、非日常を楽しむ空間のため仕方がありませんが、長期間滞在する中で不便に感じる部分もあるでしょう。
特に、費用を自己負担してホテル暮らしをする場合は、支払う費用に見合う設備・サービスかをよく考えなければなりません。
これまでに紹介してきた内容以外にもホテル暮らしでは、食事や選択などのやり方も困る場合があります。
その際の対策や工夫についてはこちらの記事でも解説しております。
合わせてご覧ください。
ホテル暮らしの食事と洗濯はどうする?家事のしやすい設備をご紹介!
5.ホテル暮らしをする際の住民票はどうする?
同じホテルに長期滞在する場合は、住民票登録できる例があります。
一般的には、
・ 生活の拠点を置いている
・ 半年以上同じホテルに宿泊している
という条件を満たせば住民登録できることが多いようです。
住民登録は、公的サービスやあらゆる契約をするためにも必要な手続きです。
住民登録できるホテルであってももちろん勝手に住民登録せず、まずはホテルに確認してから申請しましょう。
都道府県もしくは市区町村によって、住民登録可否の基準は異なる場合がありますので、最初に自治体の役所に確認するのをおすすめします。
ホテルに住民登録するまでの期間は、
・ 実家や親戚の家に住民票を移す
・ 住民登録できるまで賃貸物件を借りておく
などの方法を取るのが現実的です。
どちらの方法も難しい場合は、勤務先の会社や事業所に登録できないか相談してみましょう。
最初から住民登録をしたい場合は、ホテルを探す時に「地域名 ホテル 住民登録」などのワードで検索するか、予約前にホテルに問い合わせるのが確実です。
6.ホテル暮らしをする際の1ヶ月の費用目安
1ヶ月あたりのホテル暮らしにかかる費用は、滞在先の施設によって大きく異なります。
出張などで利用する事が多い都心のビジネスホテルの場合、1泊当たりの料金は7~8,000円の所が多いです。
宿泊料:8,000円×30日=240,000円。
プラスして1食あたり500~1,000円の食費が必要とすると、安くても500円×3食×30日=45,000円~1,000円×3食×30日=90,000円はかかります。
最低でも330,000円はかかり、さらにこれにクリーニング費用・コインランドリー使用料・日用品・雑費などがプラスされます。
いわゆるシティホテル・リゾートホテルと呼ばれるホテルは、グレードによって宿泊料金に大きな差がありますが10,000円前後が相場です。
宿泊料:10,000円×30日=300,000円。
食費:45,000円~90,000円(ホテルや飲食店を利用する場合はより高額に)
こちらも諸費用を考慮すると、1ヶ月あたり50万円近くかかるでしょう。
コロナ禍で1ヶ月単位の長期ステイプランを提供するホテルも増えていますが、それらのプランを利用する場合もトータルの費用は上記とあまり差はないようです。
これらの費用目安は、1人でホテル暮らしした場合の数字です。
パートナーやご家族を同伴する場合は当然宿泊料・食費・雑費ともにより高くなりますし、家族で利用する場合は広い部屋を利用しなければなりません。
ビジネスホテル・シティホテルともに家事スペースはほぼなく、ケトルやレンジしか使えない場合がほとんど。
費用対効果の面から見ると、優れているとは言いにくいでしょう。
7.まとめ
ホテル暮らしは立地の良さやサービスの手厚さなど賃貸物件では得られない利点があります。
その一方で、長期滞在してからでないと住民登録できない、家事設備がほぼなく料理・選択に別途費用がかかるなどのデメリットもあります。
アドレスホッパーやワーケーションでホテル暮らしを始める場合は、まずは休日にホテルステイを始めて実際のホテル暮らしの感じを分析したり、お得に複数のホテルを利用できるサブスクを利用してもいいでしょう。
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サービスアパートメントの設備や特徴についてもっと詳しく知りたい方は、こちらのコラムも合わせてご覧くださいね。
サービスアパートメントの設備はどんなものがある?ホテルとの違い